高校受験合格までの道 4月〜7月
こんにちは、だーおです
「高校受験に向けた適切な勉強方法が知りたい」
「受験勉強を進める上で必要な心構えや注意点は?」
高校受験を迎えるにあたり、上記のように感じている方も多いのでしょう。
高校受験の勉強をする上で大切なのは、
きちんと年間を通しての計画立てて、
やるタイミングや科目に合った対策をとることです。
なぜなら、正しい勉強方法を取れるか否かで、
効率の良さ
が大きく変わってくるためです。
この効率の良さが後半の伸びに直結しています。
私が塾の講師のときにこの効率の良さを追求していた子が、もともと偏差値56ぐらいでしたが、入試直前期には72まで大きく上がりました。
ここで、高校受験の勉強法について簡単にポイントをまとめました。
・期間別の高校受験の勉強法
・科目別の高校受験の勉強法
・高校受験の勉強をする上で必要な心構え
・高校受験の勉強でやってはいけないこと
この記事を連続して読めば、期間別や科目別の高校受験の勉強法が分かります。
どのような心構えで臨むべきなのかも理解できます。
高校受験をひかえ、勉強法で悩んでいる中学生や保護者の方はぜひ目を通してみてください。
期間毎の高校受験の勉強法
高校受験に向けた勉強は、時期によってやることが変わってきます。
このやるべきタイミングで適切なことをすることがとても大切です。
期間を区切り計画的に勉強を進めていくことで、効率よく実力を伸ばしていけるでしょう。
中学3年生に入りやるべきことを5つの期間に分けると、以下のようになります。
・4月〜7月
・夏休み
・9月〜12月
・冬休み
・1,2月から試験直前まで
今回は皆さんがあまり意識していない、この4月〜7月についてかかせていただきます。
4月〜7月
中学3年の4月になると、高校受験を意識しだす方が増えます。
しかし、こういう子はやる気はあっても、何から勉強したらいいのかわからないという生徒が多いのが事実です。
なので、中学3年の初めの3ヶ月間は、
自分の実力を把握してしっかりと基礎を身につけるところからスタートしましょう。
まずは今、学校で習っている範囲をしっかりと完璧にし、定期試験で高得点を目指すことが大切です。
この時期は最後の部活の大会(中体連)が6月にあり、そこまで部活の追い込みや学校行事で忙しく、勉強だけに集中するのが難しい期間なので、
コツコツと毎日勉強することがポイントになります。
この定期試験に向けてしっかりと勉強をすることで、継続して勉強する習慣や集中力が身に付くでしょう。
後半に備えて、勉強を長時間できるようになる体力づくりをしていくイメージです。
具体的にいうと1週間に1500分の勉強時間が必要になります。
1500分って聞くと、驚くかもしれませんが、時間換算ですと25時間です。
平日に3時間、土日に5時間で足ります。
そう考えてみると大変ではないですね。
高校受験の本番までは長く、競技ではよく長距離走として例えられます。
最後のラストスパートで走りきれるように、今は体力づくりという名の勉強時間の確保に取り組んでみてください。
勉強時間が増加することにより、定期テストで高得点を取れば、内申点アップも期待できます。
この期間の定期試験前の6月が非常に大切なのでピックアップさせていただきます。
受験生の6月
「受験対策の3本柱」は、
「志望校選び」
「内申点アップ」
「実力向上」
の3つです。
6月のポイントは以下の2つです。
1.6月の注意点
2.6月にすべきこと
1.6月の注意点
6月はとても重要で忙しい1ヶ月です。
まず、多くの公立中学校では下旬に学校の期末テストが実施されます。
この6月には、
・運動会や修学旅行といった学校行事も予定されている中学校もあります。
・各地で中学3年生からの本格的な会場模試も始まります。
・各種検定も開催されます。
・高校の説明会や公開授業といったイベントも始まります。
このように、6月は、とにかく予定が詰まっている1ヶ月です。
また、気温も上がり、梅雨入りを迎えます。
やるべきことがたくさんあり、疲れがたまりやすいため、体調を崩しやすい時期です。睡眠や食事をしっかり摂って、体調管理に気を付けましょう。
2.6月にすべきこと
志望校選び
いよいよ各高校で学校見学イベントが続々と始まります。
例年ですと毎週どこかの高校でイベントが開催されるようになります。
どの高校でも、ホームページ上で案内を告知していますから、
「知らなかった」
「聞いてないよ」
「てんてんがプルプルだ」
はまったく言い訳になりません。
興味のある高校については、早めに予定をチェックしておきましょう。
また、見学に行った高校については、記憶の新しいうちに感想をメモしておきましょう。
内申点アップ
6月末から7月上旬にかけて、学期末テストが行われます。
したがって、その対策が4月〜7月の最大のテーマです。
この結果が自分の行ける併願校に影響します。
既にテストの日程は把握できていますか?
テスト前の提出物がいかに重要かはしっていますよね?
テスト前日になって提出物が終わるようでは、テストで高得点など不可能です。
範囲が発表される前からドシドシ進めていくつもりでいてください。
<テスト時期ごとにやるべきこと>
【テスト2週間前まで】
既に配付されている提出物やワークを進めていきましょう。
特に授業の日数の多い数学や英語は、提出物やテスト範囲になるワークも多くなります。
範囲が出る前から少しでも先に進めておいて、「範囲が発表されて、見てみたら全部終わっていた」となれば最高です。
【テスト2週間前〜1週間前】
ここが一番重要な期間です。
提出物(特にワーク)のうち、1回目で正解できなかった問題を自分でマークします。
例えば、
✅は素直に間違えた問題
△は勘や適当に解いたけど正解してしまった問題
のように、問題を解いてるとき、もしくは、答えを見て丸付けしているときにチェックします。
そこまでできたら、間違えた問題のみを繰り返し解き、2。3周していきます。
5教科(国語、数学、英語、理科、社会)を中心に、範囲の内容を復習していきます。
【テスト1週間前〜テスト2日前まで】
実技4教科(音楽、美術、保健体育、技術・家庭)の比重を高めていきます。
テスト2日前までに、全教科の範囲を1度は触れておけるように、計画的に進めましょう。
余裕がある子は教科書の章末問題や、授業で行った応用問題をもう一度解いてみましょう。
【テスト前日】
翌日の教科の対策に専念することになります。提出物の問題はすべて完璧に正解できるように仕上げておきましょう。
実力向上
期末テストがあるので、 1・2年内容の復習よりは、定期テスト対策に時間をかけたい時期です。
しかし、6月には模擬テストもあります。夏休み前には受けておくべきです
大事なのは、受けたあとに必ず復習をしなければなりません。
・どこを間違えたか
・どういう間違いをしたのか
・次どうしたらできるのか
を中心に振り返りをしていってください。
こうして見ると、意外と受験生はとても忙しい生活を送るということがよくわかります。
「今さえ良ければそれでいい」
というのではなく、大事なのは
「向こう1ヶ月のスケジュールを考えて動く」
という姿勢で過ごすことが、合格への最善策です。
一歩一歩、確実に歩みを積み重ねていきましょう。
だおの今日のまとめ
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効率化が最重要!
- 4〜7月は勉強時間を確保して、それを習慣としていこう!