併願高校も手を抜かずに決めよう
こんにちは、だーおです。
「高校入試って、何校くらい受けたらいいんだろう…」
このような悩みを持っていませんか?
高校受験というのは、
多くの生徒たちにとって初めての受験となるでしょう。
それゆえ、知らないことが多く不安がつきものです。
さらに、中学校では、11月から12月にかけて高校受験に向けた三者面談が実施されます。
この併願高校選択は手を抜かずにしっかりリサーチすることが必要です。
三者面談で必ず話題にあがる「併願校」について解説します。
今回のポイントは以下の6つです。
1.併願とは
2.併願高校は三者面談までに決めたい
3.都道府県によって異なる併願入試の仕組み
4.併願校を選ぶ観点
5.併願校に合格したら入学金を払わなければいけないの?
6.併願校の候補はどうやって見つける?
1.併願校とは
第一志望の高校に合格できなかった場合の進学先獲得のために受験する高校を
「併願校(へいがんこう)」
と呼びます。
昔は、「滑り止め」という言い方をしていましたが、近頃は「併願校」という呼び方のほうがメジャーになっています。
多くの公立高校を第一志望としている受験生は私立高校が「併願校」になります。
2.併願校は三者面談までには決めたい
11月から12月にかけて、各中学校では高校受験に向けた最後の三者面談が学校で実施されていきます。
もし第一志望校に合格できなかった場合、進学先がないというのがいちばん困ります。
なので、中学校の先生や通っている塾の先生からも
「併願校を受験しておくように」
とアドバイスされます。
私立高校の入試日は公立高校の入試日よりも早いため、併願校としてどの私立高校を受験するか、三者面談までに決めておく必要があります。
3.都道府県によって異なる併願入試のしくみ
都道府県によって異なりますが、併願校として受験するための基準がある場合があります。
例えば、千葉県内の私立高校の「併願優遇」制度は、
中学校を通した事前相談を経て出願すれば、本番の得点に加点され、ほぼ合格できるしくみとなっています。
しかし、出願するためには中学校3年生の学年内申点などの「出願基準」を満たす必要があり、三者面談ではその確認が行われます。
埼玉県でも、事前に保護者・受験生が私立高校に直接相談し、内申点や模試の偏差値が基準を満たしているか確認をする必要があります。
三者面談前には、出願基準の話ができるように私立高校への家族での相談は済ませておかなければなりません。
お住まいの都道府県の私立高校併願入試がどのように行われているのかと、お子さまの成績は必ず確認しておきましょう。
都道府県ごとの私立高校入試の詳細は、
日本私立中学高等学校連合会の「都道府県私学協会」一覧から、お住まいの都道府県の私学に関する情報をご確認ください。
4.併願校を選ぶ観点
納得のいく併願校を選ぶには、どのような観点で選んだらよいか悩みますよね。ご家庭の方針はそれぞれ異なると思います。
参考に多くの受験生が以下のような観点で併願校を絞っています。
1. 自分の実力(高校の難易度)
2. 大学進学実績
3. カリキュラムや勉強する内容
4. 環境(駅から近い、新しいなど、校舎・設備の特徴)
5. 部活動・行事
6. 学費
7. 通いやすさ(通学時間)
併願校は、自分の実力に合った確実に合格できる高校を選ぶことが大切です。
また、進学する可能性のある高校ですから、第一志望に合格できなかった場合でも、
お子さまが通うとしても充実した高校生活を送れる高校を選択してください。
お子様が卒業するときに
「ここでよかった」
と納得できる高校を探しておくのは、とても大事なことです。
大学進学実績はどうか、部活動・行事なども楽しめる高校か、設備は充実しているかなど、優先順位をしっかり持って親子で確認しながら併願校を選んでください。
併願校に合格できれば、その合格したという成果が本人の自信に繋がり、第一志望校の入試にも勇み足で臨むことができます。
ただ、本人の意志を尊重して、まるで自分で決めたように思わせましょう。
5.併願校に合格したら入学金を払わなければいけないの?
ひと足早く併願の私立高校に合格した場合、手続きや入学金の支払いなどを公立高校の合格発表日まで待ってくれる高校もあります。
もし分からなくて、困ってしまったら学校の先生や塾の先生に相談してみてください。高校に自分から電話して訪ねてみることも一つ名案と言えるでしょう。
お子さまが気に入った併願校が見つかったら、出願日や入試日、合格発表日とともに、入学手続き締切日、納入金額などもノートにまとめて置きましょう。
6.併願校の候補はどうやって見つける?
学校の三者面談の前に、塾の先生に直接聞いてみましょう。
目指している高校によって併願高校が異なってきます。昔とも制度が変わっていることがあるのでぜひ相談してみてください。親身に答えてくれるでしょう。
または、高校見学で情報収集することができます。
高校見学がまだの方は、三者面談の前に、急いで見学会・説明会などに参加して、高校の雰囲気や入試の詳細、学費、併願受験の基準などを確認しておきましょう。
だおの今日のまとめ
●自分が納得する併願高校選びを!
●併願高校には1%でも行く可能性があるので真剣に選ぼう!